【犬を飼い始めるときは、先々のことまでしっかりシミュレーションを】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】

【トイ・プードルを飼うための心構え】

<子どもを育てるのと同じくらいの覚悟と責任を持って>

子犬の愛くるしい容姿とあどけない仕草に一目惚れをして飼い始める気持ちは分かりますが、犬はいつまでも子犬のままではありません。犬を飼うということは、その犬の生涯の面倒をみるということです。家族の一員として迎え入れた愛犬と、長く楽しく暮らすためには、健康を考えた食事を与え、定期的に体の手入れをし、散歩で適度な運動をさせ、快適に過ごすためのしつけを教えることも必要です。そうしたことをきちんとやり通せるのか、事前にしっかりと自問しましょう。

また、犬を飼うにはそれなりの費用がかかるということも忘れないで。子どもを1人育てるくらいの覚悟と責任を持って飼い始めるのが、犬の幸せのためでもあります。

[他の犬より高い？

[トイ・プードルにかかる主な費用]

※費用はあくまでも一般的な目安です。医療費やケア代などは場所や種類によって、グッズなどは種類によって、費用も異なります。日本獣医師会による調査結果などを参考にしました。

[飼い始めにかかる費用]

生活・お世話グッズ一式　¥30,000

混合ワクチン接種（2～3回）　¥10,000～¥20,000

狂犬病予防接種　¥3,500

健康診断　¥4,000

畜犬登録　¥3,000

しつけ教室など　さまざま

[毎年かかる費用]

混合ワクチン接種　¥5,000～¥10,000

狂犬病予防接種　¥3,500

フィラリアなどの予防薬　¥10,000

健康診断　¥4,000

フード　¥30,000～

おやつ　¥10,000～

トイレグッズ　¥15,000

ケアグッズなど　¥5,000

遊びグッズなど　さまざま

トリミング　¥80,000

[必要に応じてかかる費用]

去勢手術　¥20,000～¥30,000

避妊手術　¥40,000～¥50,000

病気・ケガの治療　さまざま

※手術代、ワクチン接種代、予防薬代には、別途かかる診察代は含まれていません。

<他の犬種に比べ、欠かせないトリミングに費用がかかるかも>

飼い始めるときには、犬の生活・お世話グッズを一式揃えるためにまとまった買い物が必要になります。しつけに関する費用も念頭に入れておきましょう。また、愛犬の健康を守るのに不可欠な毎日のフード代や予防接種費用などは、犬の生涯を通じて継続的にかかります。

忘れてはならないのがトリミング代。トイ・プードルは、1カ月～1カ月半に1度のトリミングが欠かせないので、他の犬種よりもお手入れに費用がかかると認識したほうがいいでしょう。

そのほか、洋服やアクセサリーなども凝り出すと、思わぬ出費がかさみます。