【食事のしつけ】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】
【安易におやつをあげない、味のついた食べ物をあげない】
トイ・プードルは小型犬なので、食事量はそれほど多くありませんが、子犬時代は食欲旺盛です。このときに、食べ物に対する執着心や偏食癖をつけてしまうとあとあと困ります。おやつを安易にあげない、人間の味のついた食べ物は与えないように。
[プードルEye]
[食事の回数は1日何回?]
子犬の成長速度は速く、食欲も旺盛。すぐにお腹がすくので、食事は3回ぐらいに分けて与えるのがふつう。子犬を引き取るときに、ペットショップやブリーダーさんのところでは何回にしていたのか聞き、当分はそれと同じに。
時間は、3回の間隔がだいたい同じようになるように。ただし、人間が寝ている間は除き、起きている時間内で同じ間隔で与えればOK。
以後、生後4~6か月ぐらいまでは1日3回、それ以降は1日2回に。場合によっては回数はそのままでもよい。
[食事の与え方]
<食事前のオアズケはしない>
食事は「オアズケ」をさせてからと思っている人が多いが、後にフードを使ったトレーニングがやりづらくなるので、させないほうが無難。いったん座らせるなど、落ち着かせてから、「どうぞ」と言って与えるといい。
<食べている最中に触る>
フードを食べている犬を触ってみる。これは、飼い主は「触ってもフードをとらない」ということを学ばせるため。
<一粒ずつ与えてもOK>
後に行うトレーニングでは、手に持ったフードで誘導したり、ごほうびとして与えたりする。食事の際にフードを手から与えるというのも、ひとつの方法。
[人間の食べ物はあげない]
<犬がほしがったら、とにかく無視を>
犬が飼い主の食べ物をほしがって、飛びついてきたり、キャンキャン鳴いても、無視する。無視し続けると、犬はあきらめる。犬に勘違いさせないように、飼い主が食事中に犬の名前を呼んだり、かまったりなどはしないように。
ついかわいそうになって与えてしまうと、今後も与えるまで、犬が引き下がらなくなってしまう。ちょっとだけと思っても与えないこと。
[犬に食べさせてはいけない食べ物]
人間の食べ物の中には、犬の体に害を及ぼす危険性のあるものも。うっかりあげてしまったり、テーブルの上などに放置して食べてしまうことがないように気をつけたい。
<ねぎ類、にんにく、にら>
ねぎ類(玉ねぎ、長ねぎなど)、にんにく、にらを食べると、貧血や血尿、下痢などが起こることがある。これは、成分の有機チオ硫酸化合物が大の赤血球を溶かすため。
<チョコレート>
チョコレートに含まれるテオブロミンが心臓や筋肉、腸などを刺激し、呼吸困難、ふるえ、嘔吐、下痢、排尿障害などを起こす。トイ・プードルのような小型犬は特に注意。
<鶏の骨>
鶏の骨は犬がかんでいるうちに縦に避け、尖端がとがって危険な形になる。食べてしまい、食道や胃腸の壁を傷つける恐れがあるので、要注意。
<キシリトール>
キシリトールを犬が摂取すると、大量のインシュリンが放出されて低血糖や肝障害、けいれん発作などを起こす。キシリトール入りのガムやキャンディーなどに注意を。
<その他>
刺激の強いもの、塩辛いもの、甘いもの、消化の悪い魚介類(たこ、いかなど)も与えないようにする。