【犬を飼いたい場合、どこで探し、どんな犬を選べばいい?】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】
【飼う犬の選び方】
<生後7~8週まで親元で成長した子犬を選びたい>
子犬選びで大切になるポイントは、その子犬が生後7~8週まで親きょうだいと過ごしてきたかどうか。母乳を飲んで育っていれば、母犬からの免疫を授かっているので病気感染の確率が低くなります。
加えて、3~8週の離乳期は社会化の初期段階。この頃にきょうだいと犬同士のコミュニケーションを取っていると、その後のしつけがしやすくなるメリットも。
また、子犬を引き取ってからまもなく、病気の発症などの問題が起きたときのために、あらかじめ保証の内容を確認しておいたほうが、トラブルは起きにくいかもしれません。そういう意味では、きちんと対応してくれるベットショップや信頼できると感じたブリーダーから入手するのがよいでしょう。
中には、親元を早くに引き離されて売られているケースもあるので、どのように育ってきたかを必ず確認して、納得のいく1頭を選びたいものです。
母乳を飲んで育ってきた?
きょうだいと遊んでいた?
[ペットショップ選びのポイント]
<店内が清潔で、質問にきちんと答えられるスタッフがいるか>
自由に犬を見て回ることができ、スタッフに気軽に質問できるのがペットショップのよさ。ただし、ケージの中の排泄物が数時間も放置されているようだったり、店内が臭うような不衛生なショップは、犬の健康面を考えても信用に至りません。
また、スタッフに質問をしても、的確な答えが返ってこないのも考えもの。購入後も相談先として頼りたいと考えているのであれば、犬に対する知識を充分に持ち、犬に対して愛情が感じられるスタッフのいるショップが安心です。
最近では、展示をして売ること自体、犬のストレスになるという考えもあり、実際に体調を崩す犬がいることも事実。日本では、夜間の展示販売が禁止になりました。
[ブリーダー選びのポイント]
<母犬を含め、飼育環境を隠さずに見せてくれるか>
一概にブリーダーと言ってもさまざまで、商売のために頭数だけを増やし、管理しきれずに劣悪な環境の中で繁殖・飼育を行っているケースもあります。そうした悪質なブリーダーを見極めるためにも、子犬だけでなく、その母犬も見せてもらうようにお願いしましょう。断られた場合には、見せられない飼育環境なのだと疑って。また、多くの犬種を繁殖させているブリーダーよりも、トイ・プードルだけに特化したブリーダーのほうが、専門職という意味で心強いといえるかもしれません。
先にも述べましたが、入手後に犬の瑕疵(隠れた欠陥)が表れた際に、何らかの保証をしてくれるのかどうかも事前にはっきりとさせておきたいもの。とくにトイ・プードルは、先天性の膝蓋骨脱臼などが心配されるので、万が一発症した場合の対応も確認しておくといいでしょう。
[インターネットでの子犬の売買は、法律で規制がかかるかも…]
現在、「動物愛護管理法」の見直しが進められていて、その中でネットだけを介した犬の売買が禁止される見通しとなっています。1度も実物を見ることなく取り引きが成立してしまうと、感染症などの病気にかかっていることに気づかずに購入してしまうケースがあったからです。そんなトラブルを未然に防ぐためにも、ネットで犬の売買を行うときは、現物確認などを義務づける方向で検討が進んでいるようです。
[一般家庭で繁殖した犬には、保証がありません]
犬を入手する方法としては、一般家庭で生まれた犬を譲り受けるというケースも考えられます。ですが、正しい交配でなかった場合、遺伝病が出る心配がある上、そうした病気を発症したときにも、多くの場合は保証が約束されないことを覚えておきましょう。