【子犬の賢い選び方】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】
【健康な子犬を入手するには?】
[子犬を見学するときのマナー]
<子犬はデリケート。細心の気づかいを>
ブリーダーやペットショップの子犬は、まだ免疫が十分についていない状態。病原菌などを持ち込まないように気をつかいたい。
<ブリーダー訪問は、必ず電話で予約を>
ブリーダーはお店ではないので、いきなり訪問せず、事前に電話して予約を入れる。そのときに、だいたいの値段を聞いておくといい。そうでないと、予算と全然合わない場合にムダ足になる。
また、ブリーダーによっては、幼児連れをいやがる場合もあるので、事前に了解を得たい。
<これだけは守って!>
●勝手に犬を触らない、抱き上げない
●犬の関心をひこうと、ケージなどをたたいたりしない
●ブリーダーやペットショップのはしごはなるべく避ける(万一、病原菌を運ぶと大変)
子犬を選ぶときに誰もが望むのは、「健康な犬を」ということでしょう。しかし、犬の健康度を見極めるのは、一般の人には至難の業。隠れた遺伝病などは、なかなかわからないものです。
そして、病気の犬を平気で売るような悪質なブリーダーやペットショップも少なからず存在します。
ではどうするかですが、結局のところ、信頼できるブリーダーやペットショップを探すしかありません。そのためには、相手と会話して誠実に犬を扱っている業者かどうか確かめましょう。いい加減な返答しかできない業者なら、避けたほうが無難です。
また、相手ときちんと話すためには、子犬を求める側の態度もだいじです。見学時にはマナーを守りましょう。
[健康な子犬って、こんな感じ!]
<毛>
クリクリした毛が密集している。毛をかき分けたときに、変なにおいがしない。
<耳>
耳の中が汚れていたり、変なにおいがしない。
<目>
澄んだ瞳で、いきいきとしている。目やにや涙で目の周りが汚れたりしていない。
<鼻>
つやがあり、湿っている(睡眠中や寝起きは乾いている)。変な色の鼻水が出ていない。
<口>
歯が白く、口の中がくさくない。
<体つき>
やせていない。骨格がしっかりしている。
<四肢>
変な歩き方をしていない。
<しっぽ>
よく動き、元気のよさが感じられる。
<肛門>
締まりがよく、汚れていない。
[プードルEye]
[人気犬種につきものの「無理な繁殖をする業者」もいる]
残念なことだが、トイ・プードルのような人気犬種の場合、もうかるからと参入してくる業者も多く、無理な繁殖をしているケースもある。
その結果、「サイズが大きすぎる」「ミスカラー」「色が薄い」といったトイ・プードルも出回っている。一般家庭で飼う分には支障はないが、それでも知らないで購入して、あとで「こんなはずでは」となるのは避けたい。
また、「皮膚が弱い、薄い」「神経質でかみつきやすい」というようにトイ・プードルらしからぬ体質・性格の犬も出てきている。
このような犬を入手しないためには、飼育環境の悪い業者や、極端に安い価格で売っている業者からは買わないこと。そういう買い手側の意識こそが、悪質な業者を淘汰し、将来的にトイ・プードル本来のよさを持つ犬を増やすことにつながることも知っておきたい。