【トレーニングのルール】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】

【愛犬のやる気を引き出し、確実にマスターさせる】
[ルール1 ステップごとに確実に教えましょう]
言葉がわからない犬に「スワレ」「マテ」などの動作を教えるには、言葉はあとにして、まず行動(動作)を教えるようにします。たとえば「スワレ」なら、お尻を床につけるという行動を教えます。このとき、フードを握った手に大を引きつけ、手を動かして犬を誘導します。
スムーズに座れるようになったら、初めて「スワレ」という言葉を加え、行動と言葉を関連づけるようにします。
次に、手にフードを握らないで犬を誘導します。フードのにおいではなく、手の動き(手の合図)によって犬を座らせるのです。
最終的には、「スワレ」と言ったら、反射的に座るようになるまでトレーニングを続けます。だいたい1歳ぐらいまでにできるようになれば十分です。
このように犬のトレーニングは一歩一歩、基礎をかためながら進めることが大切。じっくりと時間をかけ、楽しみながら教えましょう。
犬がうまくできなくても絶対に叱らず、根気よく教えたい。

[ステップアップのしかた]
たとえば、「スワレ」はこのように教える。STEP1が100%近い確率でできるようになったらSTEP2へというように、進む。


フードで誘導し、座らせる(お尻を床につけさせる)

うまくできたら、ごほうび


「スワレ」と言う

フードで誘導し、座らせる

うまくできたら、ごほうび、


「スワレ」と言う

フードなしで誘導し(手で合図し)、座らせる

うまくできたら、ごほうび


「スワレ」と言う

うまくできたら、ごほうび

[ルール2 「誘導」や「ごほうび」にはフードを使います]
トレーニングでは、フードを使って犬を誘導したり、ごほうびとしてフードをあげたりします。犬のやる気を最大限に引き出すためです。
しかし、ここで問題になるのがフードの量。トレーニングで使う量は決して少なくはないので、食事とは別にトレーニングをしていると、1日のフード量が多くなってしまいます。そこで、提案したいのが、食事とトレーニングを一緒にする方法です。
上がります。しみながら行いましょう。ミュニケーションタイムととらえ、楽-トレーニン1日に食事として与えるフードの量は限られていますから、その範囲内でトレーニングをしながらフードを一粒ずつ、飼い主の手から食べさせるわけです。
時間は1日5分程度。1日の回数は、一般的な食事の回数(3回とか2回など)にとらわれず、4回、5回というように、小分けにしてトレーニングをします。長々とするより、短時間のトレーニングを頻繁にしたほうが効果が上がります。
トレーニングというより、犬とのコミュニケーションタイムととらえ、楽しみながら行いましょう。

[フードの効果的な使い方]
<犬がうまくできなかったときは?>
犬がうまく行動できなかったときは、ごほうびはなし。最初からやり直す。できなくても決して叱らないこと。

<フードだけでなく、「ほめ言葉」「なでる」も>
ごほうびは、フードだけでなく、「ほめ言葉」「なでる」とセットにする。

<徐々にフードは抜いていく>
最終段階(STEP4など)まできたら、ごほうびのフードはあげたり、あげなかったりする。ここまで来ると、フードをあげなくても、ほめ言葉やなでるだけで、犬は満足するようになる。

「しつけ用のポーチ」(ペットショップなどで購入できる)。フードを入れ、腰などにつけてトレーニングする。

[ルール3 言葉は統一しましょう]
犬に言葉で指示を出すトレーニングのときに気をつけたいのが、言葉の統一です。たとえば、犬に座ることを指示する言葉には、「スワレ」「オスワリ」「シット」などがあります。どれを使ってもよいのですが、いつも同じ言葉を使うようにしないと、犬が混乱してしまいます。「グッド」「いいコ」などのほめ言葉も同様です。「家族間でもバラバラにならないように事前に統一し、みんなで守るようにしましょう。

[同じ意味の言葉]
マテ
ウェイト

ツイテ
ヒール

グッド
いいコ
おりこう

スワレ
オスワリ
シット

フセ
ダウン

オイデ
コイ
カム