【1~3カ月までに行うべき子犬の予防接種と飼い犬の登録】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】
【ワクチンプログラムと畜犬登録について】
<母犬からの免疫が低下するころにワクチン接種が必要に>
成犬になってからも、年に1回の混合ワクチン接種は不可欠ですが、とくに重要になるのが体力も劣る子犬期の接種。生まれてまもなくは、母犬から免疫をもらっているので病気にかかりにくいのですが、生後1カ月(4週)ほど経った頃から、徐々にその免疫が低下していきます。免疫が切れるタイミングを作らないよう、生後3カ月ごろまでに2~3回ワクチン接種をするのが一般的(ペットショップなどで購入する場合は、1回目のワクチン接種は済んでいることが多い)。また、生後3カ月以上たった犬には、狂犬病の予防接種も義務づけられています。
[子犬のワクチン接種の注意点]
<接種後は様子を見守り、数日は激しい運動も控える>
混合ワクチンの接種当日は、安静に過ごさせます。接種後の様子をしばらく見守りたいので、午前中の接種が望ましいでしょう(異変があった場合、午後に診察を受けられるため、接種後2~3日は激しい遊び、シャンプーなども避けて。
<免疫がつくまでは散歩はさせず、ほかの社会化を進める>
ワクチン接種で免疫がつくまでは、子犬が病気に感染する恐れがあるので、外を気ままに歩かせるようなことはやめましょう(病原菌に触れる可能性があるので)。ただし、病気感染の心配のない場所を歩かせたり、それ以外の社会化は積極的にさせてOKです。
[子犬のワクチンプログラムの一例]
※時期や回数、混合ワクチンの内容は、獣医師と相談しながら決めましょう。
<誕生>
母犬からの免疫が有効な期間
<生後50~60日< 1回目のワクチン接種 <生後70~100日>
2、3回目のワクチン接種
以降は年に1回のワクチン接種を継続
<狂犬病予防接種と同時に、動物病院や注射会場などで畜犬登録も忘れずに>
生後90日以上が経ち、1回目の狂犬病予防接種を受けた際にいっしょに行いたいのが畜犬登録。飼育を始めてから30日以内に、保健所か市区町村の役所に飼い犬登録をするのは、法律で義務づけられています(実際的には、混合ワクチン接種→狂犬病予防接種→畜犬登録の流れ)。集合注射会場で狂犬病の接種を受けた場合には、同時に畜犬登録もしてくれます。また、動物病院で接種を受けた場合には、畜犬登録を代行してくれることも。
登録完了とともに送られてくる「犬鑑札」は、愛犬の首輪につけて。また、「犬」と書かれたステッカーは玄関などに貼り、飼い犬がいることを周囲に知らせましょう。