【ハウス スワレ フセ オイデ マテ ツイテ】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】
【6つの基本動作を教えよう】
[トレーニングを始める前に…]
[3つのルールを確認]
[ルール1 まずはフードで誘導し、行動を教え込んでから徐々にステップアップ]
言葉が通じない犬に基本動作を教えるときには、「スワレ」「フセ」などの言葉は後回しにして、まず最初に行動を教えましょう。行動を教えるときは、手に握り込んだフードのニオイに犬を引きつけ、その手を動かして犬を誘導します。
行動がスムーズにとれるようになった時点で言葉を加え、行動と合図を関連づけるようにします。
それもできるようになったら、今度はフードを握らずに、手の動きだけで行動を誘導し、最終的には合図だけで反射的に行動がとれるようにトレーニングを続けます。
本書では、動作を教える最初のトレーニング法を中心にご紹介します。
[ステップアップの流れ(スワレの場合)]
[①行動を教える]
フードで誘導し、お尻を床に着けさせる(座らせる)。うまくできたらご褒美フードをあげる。
[②言葉の合図を加える]
「スワレ」と言ってから、フードで誘導し、座らせる。できたらご褒美フードをあげる。
[③フードなしで誘導]
「スワレ」と言ったら、フードを握らない手で誘導し、座らせる。できたらご褒美フードをあげる。
[④言葉だけで行動を促す]
「スワレ」と言うだけで、フードでの誘導も手の誘導もしない。ちゃんと座れたらご褒美フードをあげる。
[ルール2 誘導やご褒美にはフードを活用する]
犬のやる気を引き出すには、飼い主さんのほめ言葉や愛撫に加え、ご褒美フードは欠かせません。トレーニングの際には、すぐに1粒のフードが取り出せるよう、フードを入れたポーチを腰につけておくのが望ましいでしょう。
トレーニングで与えるフードの量が多くなるときは、食事のフード量を調整し、1日に与える適量を越えないように気をつけます。オススメは、1日4~6回食事時間を設け、そのときをトレーニング時間にあてることです。
[ルール3 合図の言葉は1つに決めよう]
犬にかける合図は、同じ意味を表すものが複数あります。どれを使っても自由ですが、その時々で言葉が変わると犬が混乱してしまいます。1つに決めたら家族間でも統一して、同じ合図をかけるように心がけましょう。
[同じ意味を表す合図用語]
イイコ=グッド=おりこう
ハウス=ねんね
スワレ=オスワリ=シット
フセ=ダウン
オイデ=コイ=カム
マテ=ウエイト
ツイテ=ヒール