【もっと知りたいトイレトレーニング】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】

[クレートとサークルを使うトレーニング]
こちらのトレーニング法を推奨するのは監修者の西川文二さん

<「早く確実にトイレを覚えさせるには、この方法がおすすめです」>
Q トレーニングを覚えるまでは、夜中もトイレに連れていくのですか?
A 少なくても最初の2、3日はそうしてください。このトレーニング法は、最初は子犬の排泄サイクルにつき合わなければいけないので大変そうと感じるかもしれませんが、多くの子犬は数日でトイレの場所を覚えます。
でも、どうしても夜中に起きるのが困難なら、P63にある留守番用の配置、つまりサークルとクレートを連結し、犬が自由に行き来できるようにするとよいでしょう。

Q トイレを覚えたあとも、クレートに入れて寝かせたりしたほうがいいのですか?
A 子犬のときは、飼い主の目が届かないところで自由にふるまわせると、いたずらなど悪い行動を覚えてしまったり、危険なめに合うことがあります。飼い主がいないときや就寝中はクレートに入れることをおすすめします。
クレートでおとなしく過ごせるようにしつけておくと、来客があったときや、料理やアイロンがけするときなど、犬に近づいてほしくない場合にとても助かりますよ。

Q ウンチのタイミングはどのようにとればいいですか?
A オシッコをした直後は、リビングに放してもオシッコされる心配はそうありません。膀胱は空っぽなのですから。
ただ、ウンチの確認ができていない場合は、監視を怠らないことです。幸い犬は、ウンチがしたくなるとにおいをかぎまわったりなど、オシッコをするとき以上にその直前のしぐさがわかりやすいものです。
そのしぐさがわかったら、抱き上げてトイレサークルに入れることです。これでウンチの失敗も体験させずにすみます。

クレートトレーニングは、あとからでもできるが、トイレと一緒に教えてしまうと楽。

[サークルだけを使うトレーニング]
こちらのトレーニング法を推奨するのは監修者の小板橋祥さん

<「子犬の性格によって、トイレを覚える早さはまちまち。ゆったりかまえましょう」>
Q 最初はうまくいってたのですが、サークル外での失敗が多くなりました。どうしたらいいのでしょうか?
A 一度覚えたらほとんど失敗しない優等生タイプのコもいれば、成功と失敗を繰り返しながら少しずつ覚えていくコもいます。飼主の教え方やタイミング、リビングの形状、生活環境、さまざまな要因の中で覚えていくといってよいでしょう。覚えの悪い子は、あせらずゆったりかまえ、成功したときはとにかくほめちぎりましょう。
完璧になったあとも、ちゃんとトイレができたらほめるのを忘れずに。一生ほめてあげましょう。

[小板橋さんのトイ・プードルたちのトイレ奮戦記]
[みんな約生後2か月で我が家に来ました]
<ウンチを食べるなんて!>
<プラリネ>
たびたび失敗するので、つい叱ってしまったら、隠すためにウンチを食べるように(食糞)。そこで絶対に叱らないようにし、早め早めにサークルへ入れ、オシッコとウンチができたら大げさなぐらいほめるようにした。2か月後、少しずつ自分からサークルへ行けるようになり、1歳までには完璧に。

<ベッドでオシッコを!>
<クローバー>
最初の2週間、なぜか、サークルの中では100%トイレ失敗。バスタオルのほうにばかりトイレをして、ペットシートが真っ白!2週間後、失敗覚悟でリビングに放したら100%トイレにGO!その後失敗することもあったが、9か月ぐらいで完璧に。

<優等生タイプ>
<ルビー>
頭がよく、プライドが高いためか、ほんの数回失敗しただけで生後3か月にはマスター。

<デヴォン>
ほめられるのが好きなので、最初からペットシートへ。ほとんど失敗なくマスター。

<お腹が弱くて苦労>
<ラズベリー>
子犬時代はよくお腹をこわし、下痢をしていた。トイレの場所は、理解していたが、下痢をしているときはトイレまで間に合わず、よく失敗。絶対に叱らないようにして見守っていたら、お腹も丈夫になった1歳ごろに完璧に。