【子犬を引き取ってから】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】

【いよいよトイ・プードルがわが家に!初日の過ごし方は?】
[子犬を迎えに行くときに気をつけることは?]
ブリーダーやペットショップに引き取りにいくのは、午前中が適切。帰宅後、何か困ったことが起きた場合、昼間ならすぐに引き取り先に問い合わせることができるから。引き取ったあとは、寄り道をせずにまっすぐ家へ。

<購入先に聞いておくこと>
●フードの種類、量、回数、時間、形態(ふやかすのかどうか)
●トイレトレーニングがどこまでできているか
●オシッコやウンチの回数、間隔
●最後のオシッコの時間
●ワクチン接種の有無とその回数

当面のお世話は食事とトイレ。いままでどのようにしていたのか、よく聞いておく。ワクチン接種の有無も忘れずに聞く。

<引き取るときの持ち物>
●クレートかキャリーバッグ
●タオル、ビニール袋など

帰りは車や電車になるので、犬を入れるクレートかキャリーバッグを持参(あるいはその場で購入)。途中で、子犬が乗り物酔いになり、吐くこともあるので、タオルやビニール袋、トイレシートなども忘れずに。

子犬を引き取ったら、いよいよトイ・プードルのいる生活の始まりです。頭に描くのは、かわいい服を着てソファに座っている姿はでしょうか。それとも帰宅して玄関ドアを開けると「おかえりなさい!」と喜んで飛んでくる姿でしょうか。
でも、それはもう少し大きくなり、トイレが完璧になり、ある程度のしつけもできてからのこと。そうなって初めて自由に部屋の中に放すことができますが、最初からはムリ。子犬のうちは、行動範囲を制限してトイレやハウスなどを覚えさせる必要があります。
特に最初の2、3日は肝心。家族の誰かが家にいて面倒をみられるようにスケジュール調整をしましょう。ひとり暮らしの人が飼うのなら、土日や連休に合わせて引き取るといいでしょう。

<初日の過ごし方>
トイレトレーニングは家に着いたときから始まる。あらかじめトイレとハウスを用意し、基本どおりに進めよう。オシッコのあとは、犬をクレートやサークルから出して抱っこしたり、おもちゃで遊んだりして、コミュニケーションを。でも、初日は犬も緊張するので、短時間で切り上げ、ゆっくり休ませたい。

<①家に着いたら、まずトイレへ>
トイレトレーニングは最初が肝心。まずトイレシートを敷いたサークルに連れていく。
※クレートとサークルを使うトイレトレーニングの場合、引き取り先で最後のトイレをしてから時間がたってないのなら、まずはクレートに入れて休ませ、時間がきたらトイレへ。

<②オシッコをしたら、サークルの外へ>
オシッコをしたら、フードかおやつをあげてほめる。それからサークルのトビラを開け、子犬が出てきたら少し遊んでOK。

<③ひと休みさせる>
最初は、10分ぐらいしたら再びクレートやサークルに戻して休ませる。①~③のように、トイレ→遊ぶ→休む(ハウスで眠る)を繰り返しながら、トイレトレーニングをする。

[子犬の扱い方をマスター]

<抱き方>
飼い主の腕に後ろ足をまたがせ、前足と後ろ足を指でしっかり支える。
または
おしりと前足をしっかりと支え、犬を自分の体につけて抱く。

<抱き上げ方>
まず、片手でお尻を支え、もう一方の手をお腹の下に入れる。

そのまますっと上へ上げる。

<④食事をあげる>
時間がきたら食事をあげる(時間や量などは購入先から聞いたとおりに)。食事を食べない場合はいったん捨て、時間をおいてから新しい食事をあげてみる。それでも食べない場合は、購入先や動物病院に相談を。

夏は蒸れないように、人の動きが見えない面には布をかけない。

<⑤ゆっくり寝かす>
夜寝るときは、クレートやサークルを布で覆うと落ち着いて眠れる。クレートとサークルを使うトレーニングの場合は、最初の2、3日は排泄の時間がきたら夜中もトイレへ連れていく。

[ワンPOINT]
[夜鳴きをしてもひたすら無視]
家に来たばかりの子犬は、夜鳴きをしがち。原因は不安やさびしさなので、ハウス(クレート)を飼い主のベッドのそばに置いたり、夜眠る前に遊んで適度に疲れさせたりすると、あまり鳴かなくなる。
鳴いたときに、声をかけたり、抱っこをしたりしてかまうと、鳴けばかまってもらえると学習してしまうので、ひたすら無視するのが正解。どうしても鳴きやまないときは、犬が鳴いた瞬間にバシッとハウスをたたいてみる。音にびっくりして鳴きやむ。このとき、ハウスに布をかけておき、飼い主がたたいとわからせないようにするのがポイント。

どうしても鳴きやまないときはクレートをたたく。

[2日目以降]
基本的に、しばらくは初日と同じように過ごそう。トイレ→遊ぶ→休む(ハウスで眠る)を繰り返し、時間がきたら食事をあげる。こうして、トイレを覚えさせ、同時に子犬とのコミュニケーションをとっていく。慣れてきたら、子犬をひとりにして、飼い主が外出することも可能に。
2、3日から1週間して、子犬がすっかり落ち着いたら、動物病院へ連れていく。健康診断をしてもらい、混合ワクチンがまだすんでない場合は接種してもらう。そのほか、今後の混合ワクチン接種や、狂犬病ワクチン接種、フィラリア症予防薬などのプログラムについて相談を。
散歩したり、トリミングのために美容院へ行けるようになるのは、ワクチン接種がすみ、獣医師の許可が出てから、その前に、社会化のため抱いて外へ。

遊ぶことで、飼い主といると楽しいということを子犬は学習していく。

落ち着いたら、動物病院で健康診断とワクチン接種を。

[プードルEye]
[新しい環境に慣れずに起こるニュー・オーナー・シンドローム]
子犬にとって新しい環境は多少なりともストレスになるもの。家に来た日から数日は、よけいな刺激を与えず、ゆっくりのんびりと過ごさせるとともに、犬のようすをよく観察したい。
ときに、「ニュー・オーナー・シンドローム」といって、ストレスから体が機能不全に陥り、食欲がなくなったり、下痢、嘔吐などが起こることも。症状が続くと命にかかわる事態を招くこともあるので、ちょっとおかしいなと思ったら、速やかに動物病院へ連れて行くように。

<こんな症状があったら動物病院へ!>
●フードを食べない
●嘔吐する
●下痢をする。