【トイレのしつけ】トイプードル・ティーカッププードルのブリーダー【ポッシュ】

【最初にしっかりしつけると、あとあと困らない】
[トイレトレーニングのコツはとにかく失敗させないこと!]
<成功体験だけを積み重ねていく>
飼い主がトイレへ誘導したり、サークル内にトイレシートを敷くなどして、「必ずトイレで排泄する」という状況をつくる。そして、成功したら、そのたびに存分にほめる。この体験を積み重ねて、「オシッコやウンチはトイレでする」を体で覚えさせる。


<失敗させて、叱る>
犬を部屋の中で自由に動き回らせると、トイレ以外の場所でオシッコやウンチをしてしまうのは当然。そこで叱って、「ここはダメ!」と何度言い聞かせても、効果はない。なぜ叱られているのか、犬は理解できないからだ。

犬を飼ったときに、最初に教えなければいけないのがトイレ。きちんと覚えさせないと、部屋のあちこちでオシッコをしてしまい、そのたびに犬を叱ることに…。それでは、飼い主も犬もストレスがたまってしまいます。
しかも、叱られる続けると、犬が部屋の中ではオシッコをがまんするようになることも。そうなると、1日に何度も散歩に連れ出さざるをえず、雨の日などはとても苦労することになってしまいます。
トイレは、自己流や聞きかじった方法でしつけようとすると、なかなかうまくいきません。最初は大変ですが、しつけ法を理解して、着実に子犬にトイレを覚えさせましょう。

[トレーニングの方法はふた通り]
トレーニングの方法はいろいろあるが、本書では特に効果的なふたつの方法を紹介。いずれも、最初は子犬の行動範囲を制限し、必ずトイレシートの上で排泄するようにし向ける。排泄後は、サークルから出して一緒に遊ぶことも可能だ。

[クレートとサークルを使うトレーニング]
◎監修者の西川文二さん推奨
ハウスとしてクレートを使い、そのそばにトイレとしてのサークルを設置。子犬の排泄リズムに合わせて、飼い主がトイレに誘導する

最終的に、自分からトイレに入って排泄できるようにする

<この方法のよいところは?>
クレートトレーニングも一緒にできる

<成功の条件は?>
最初の2、3日は子犬の排泄リズムに徹底的につき合う

[サークルだけを使うトレーニング]
◎監修者の小板橋祥さん推奨

サークル内にトイレとベッド(寝床)を設置する。通常犬は寝床では排泄しないので、排泄は自分からトイレですることになる

最終的に、サークル外にいても、自分からトイレに行き、排泄できるようにする

<この方法のよいところは?>
寝床の外がトイレなので、飼い主が誘導しなくても排泄できる

<成功の条件は?>
サークルの外に出すのは、排泄直後に限るようにする(失敗を防ぐため)